医療法人建仁会 益子病院グループ新着情報

お知らせ

2017/01/04  新年のご挨拶(理事長)


明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、年頭に当たり益子病院グループを代表して謹んでご挨拶を申し上げます。

ご迷惑をお掛けしました益子病院の全面改修改装工事もほぼ完了し、今年は更にいっそう地域医療に頑張る所存です。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。また、益子病院の外来部門は7年前にカルテ完全電子化をしましたが、入院部門は一部を除きまだでしたので、高度医療を更に推進するためにも、今夏を目処にペーパーレスのカルテ完全電子化を予定しています。

さて、政治の世界では1月20日に世界最大の関心ごとである、アメリカ大統就任式が行われます。
大統領選挙は大方の予想を裏切って<壁・純化・敵の発想>のトランプ氏の勝利となり、グローバリズムによる収奪と格差の拡大に対する反感反発や不満が、この結果を生み出したものと思われます。

そこで、日米のメディアの多くが論評し、これから起こることが想定される米国ナショナリズムの台頭による格差と分断が、移民国家アメリカの民主主義にとって見逃すことのできない大きな問題を抱えているのが非常に気になるところです。

また、その悪影響がどこまで世界に波及するのか、更に注視しなければならない大きな関心事であります。
アメリカ大統領選挙を徹して思いを強くしたことは、いずれにしろ国民主権を謳い、その国民の意思を選挙で問う近代民主主義体制では、一般市民が日常的に感じている不満や利己的欲求がそのまま投票行動に反映され、既存の権威や権力が否定され、新たな権威や権力が生み出されていくことになります。

選挙で示された国民の意思が正しいという前提に立つ限り、為政者は国民・民衆の熱狂を煽る政策を打ち出そうとします。そのポピュリズムに支えられた政治は正に衆愚政治となり、ファシズムを生む危険性を孕むことになります。
この民主主義がもつ多数決、これこそが民衆への迎合を生む可能性を含み、これこそが民主主義が抱える最大の弱点と考えられます。

これが進めば差別や分断分裂は更に進み、ますます不安定で不透明な世界・社会となり、争いの歴史を繰り返すことは間違いありません。過激な感情表現の結果生まれた国家第一のトランプ現象の影響は、やはり民主主義の危機の始まりとなるのではないでしょうか。

多くの人々が見識や倫理観や道徳意識をもって、歴史の教訓を顧みることを常としなければ明るい未来は来ないでしょう。歴史の教訓を学び実行することが、混沌とした世界情勢を解く鍵となると思います。

皆様に於かれましては2017年の小寒・大寒の時節どうぞご自愛くださいませ。                    

理事長 益子 博
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